人間は自然の一部です。植物に例えれば、種が蒔かれ、やがて成長し種を作り、枯れていく。
魚では鮭などは川で生まれ、海で育ち、やがて故郷の川に返り、生殖の義務を果たし死んでいく。
人間も同様です。釈迦の説く自然の摂理でさけることはできません。
人間は自然に生きるのです。
寒ければ重ね着をし、暖房を入れれば仕事も勉強も能率が上ります。
暑ければ薄着をし、涼しく過ごします。冷房も入れれば仕事も勉強も能率が上ります。
炎は低くから高くにのぼり、水は高きより低きに流れます。これが自然です。
浄土宗の宗視は法然上人です。人間は法に然るべき生き方を示しています。
だから法然上人(本名は源空)なのです。上人は念佛を専ら修めることを教えています。
会佛するには肩肘はらずに自然のまま唱えればよいのです。
行往坐臥時節の久近を問わずと申しております。
念佛するにはパジャマ、ジーンズ、Tシャツでもよいということになります。
念佛とは南無阿弥陀佛を念じ、口で南無阿弥陀佛と唱えることです。阿弥陀様お願いしますということです。
一声でも十声でも毎朝、出掛ける時に唱えてください。
これも自然にまかす法然です。
外は雨が降っています。傘をさして出かけます。
これも法然。ありのまま生きる。Let it go.