高崎市の寺院 浄土宗願行山峰巖院 大信寺

高崎市の寺院|徳川忠長ゆかりの寺|浄土宗願行山峰巖院 大信寺

住職のお言葉

  • 人間は自然の一部です。植物に例えれば、種が蒔かれ、やがて成長し種を作り、枯れていく。
    魚では鮭などは川で生まれ、海で育ち、やがて故郷の川に返り、生殖の義務を果たし死んでいく。
    人間も同様です。釈迦の説く自然の摂理でさけることはできません。

    人間は自然に生きるのです。
    寒ければ重ね着をし、暖房を入れれば仕事も勉強も能率が上ります。
    暑ければ薄着をし、涼しく過ごします。冷房も入れれば仕事も勉強も能率が上ります。
    炎は低くから高くにのぼり、水は高きより低きに流れます。これが自然です。

    浄土宗の宗視は法然上人です。人間は法に然るべき生き方を示しています。
    だから法然上人(本名は源空)なのです。上人は念佛を専ら修めることを教えています。

    会佛するには肩肘はらずに自然のまま唱えればよいのです。
    行往坐臥時節の久近を問わずと申しております。
    念佛するにはパジャマ、ジーンズ、Tシャツでもよいということになります。
    念佛とは南無阿弥陀佛を念じ、口で南無阿弥陀佛と唱えることです。阿弥陀様お願いしますということです。
    一声でも十声でも毎朝、出掛ける時に唱えてください。
    これも自然にまかす法然です。

    外は雨が降っています。傘をさして出かけます。
    これも法然。ありのまま生きる。Let it go.

大信寺住職 長谷川 嘉辰
ページの先頭へ